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詳細ページ： https://hon.jp/news/conference
■「HON-CF2023」について
HON-CF2023は「ことばの表現と市場の課題」をテーマに議論するデジタル・パブリッシングのオープンカンファレンスです。初日の基調講演はSF作家・藤井太洋氏による「AI時代の作家の在り方」について、その後のパネルディスカッションでは二人組漫画家“うめ”のシナリオ担当・小沢高広氏と『別冊文藝春秋』編集長・浅井愛氏とともに激動の時代の生存戦略について語り合います。2日目は、著作者、編集、流通、規制、技術、個人出版、読書バリアフリーといった観点でのセッションをマルチトラックで実施します。登壇者総勢28名のイベントです。
■ カンファレンス開催の背景
電子出版市場はコロナ禍以前から急成長していますが、その9割近くをコミックが占めています。2022年の電子書籍（文字もの等）市場は446億円と、紙の書籍市場の10分の1以下というのが現状です。ことばの表現にはコミックも含まれますが、デジタル・パブリッシングの領域は動画やゲームといったさらにリッチな表現との競争でもあります。そして、ソーシャルメディアの普及やアルゴリズムによるレコメンドとアドテクの発達は、刹那的な耳目を集めるアテンション・エコノミーの隆盛とコンテンツの粗製濫造を招きました。ChatGPTをはじめとする生成AIの急成長は、そういった傾向に拍車をかけるかもしれません。このような状況下において、ことばの表現を主戦場とするクリエイターやパブリッシャーは、どのように戦っていけばよいのか。本イベントは、そんなヒントが得られる機会となるでしょう。

■ 開催概要
タイトル：HON-CF2023
日程：2023年9月1日（金）18時～21時30分、2023年9月2日（土）10時～18時30分
開催場所：［9月1日］東京都渋谷区南平台町16-28 Daiwa渋谷スクエア11F（HENNGE株式会社）またはZoomおよびYouTube Live（アーカイブ視聴可）、［9月2日］Zoom（アーカイブ視聴可）
対象：本のつくり手
参加費：一般参加チケット（懇親会あり・リアル＋オンライン）5000円（税込）、リモート参加チケット（懇親会なし・オンラインのみ）3000円（税込）
詳細ページ： https://hon.jp/news/conference

■ セッションと登壇者の紹介
［9月1日］
基調講演「AI時代の作家の在り方」藤井太洋氏（SF作家）
パネルディスカッション：藤井太洋氏（作家）、小沢高広氏（漫画家）、浅井愛氏（株式会社文藝春秋 『別冊文藝春秋』編集長）、鷹野凌（HON.jp 理事長）

［9月2日］
セッション1：規制「生成AIと著作権」
福井健策氏（骨董通り法律事務所 代表 弁護士）、橋本大也氏（デジタルハリウッド 大学教授）、小林啓倫氏（ITジャーナリスト） 、鷹野凌 （HON.jp理事長）

セッション2-1：個人出版「セルフパブリッシングが出版の多様性を守る」
ヤマダマコト氏（昼は某業界紙記者・夜は怪しい物書き）、藤沢チヒロ氏（漫画家・編集者）、波野發作氏（編集・ライター）、山田佳江氏（小説家）、かわせひろし氏（漫画家・小説家）、仲俣暁生氏（編集者・「マガジン航」編集発行人）

セッション2-2：技術「さようなら、Twitter。さて、どうします？」
徳力基彦氏（noteプロデューサー／ブロガー）、コグレマサト氏（ブロガー）、東智美氏（株式会社往来 代表取締役社長）、堀正岳氏（ブロガー・作家・研究者）

セッション3-1：編集「出版創作イベント『NovelJam』と編集者不要論」
波野發作氏（編集・ライター）、まつもとあつし氏（ジャーナリスト・プロデューサー・研究者）、藤沢チヒロ氏（漫画家・編集者）、和良拓馬氏 （ワラサン出版社代表）

セッション3-2：読書バリアフリー「アクセシブルな電子書籍市場の拡大へ向けた課題は？」
馮富久氏（株式会社技術評論社 デジタル事業部 部長）、下農淳司氏（W3C Team staff）、北原昌和氏（株式会社ボイジャー BinB開発部 部長）、鷹野凌（HON.jp理事長）

セッション4：流通「マンガに続け！ 文芸・ラノベ市場」
万木壮氏（株式会社KADOKAWA ライトノベル／新文芸局長）、遠藤雄介氏（株式会社BookLive 編成部 部長）、山本泰史氏（株式会社ブックウォーカー 電子書籍取次事業部 部長）、鷹野凌（HON.jp理事長）

スポンサーセッションA：アマゾンジャパン合同会社「Kindleダイレクト・パブリッシングについて」
青木麻由氏（アマゾンジャパン合同会社 書籍事業本部 KDP事業部長）

スポンサーセッションB：株式会社ブックウォーカー「海外における電子書籍の可能性とBOOK☆WALKERの取り組み」
栗本直彦氏（株式会社ブックウォーカー 執行役員）

スポンサーセッションC：株式会社メディアドゥ「アクセシブルライブラリー ～読書の選択肢を増やす挑戦～」
林剛史氏（株式会社メディアドゥ 出版ソリューション本部 電子図書館事業課）

■ HON.jpについて
設立：2013年9月1日（設立当時の名称は「日本独立作家同盟」で、2019年4月に現法人名へ変更）
法人格取得：2015年5月26日
理事長：鷹野凌（たかの・りょう）
事業目的：本（HON）のつくり手をエンパワメントすることにより、創造性豊かな社会を実現する
事業内容：ウェブメディア「HON.jp News Blog」、出版創作イベント「NovelJam」の運営など

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デジタル・パブリッシングのオープンカンファレンス「HON-CF2023」が開催される。議論のテーマは「ことばの表現と市場の課題」だ。初日の基調講演はSF作家・藤井太洋氏による「AI時代の作家の在り方」で、その後のパネルディスカッションでは二人組漫画家“うめ”のシナリオ担当・小沢高広氏と『別冊文藝春秋』編集長・浅井愛氏とともに激動の時代の生存戦略について語り合う。2日目は、著作者、編集、流通、規制、技術、個人出版、読書バリアフリーといった観点でのセッションをマルチトラックで実施。登壇者総勢28名のイベントだ。

電子出版市場はコロナ禍以前から急成長しているが、その9割近くをコミックが占めている。2022年の電子書籍（文字もの等）市場は446億円と、紙の書籍市場の10分の1以下というのが現状。デジタル・パブリッシングの領域は動画やゲームといったさらにリッチな表現との競争でもあり、ソーシャルメディアの普及やアルゴリズムによるレコメンドとアドテクの発達は、刹那的な耳目を集めるアテンション・エコノミーの隆盛とコンテンツの粗製濫造を招いている。このような状況下で、ことばの表現を主戦場とするクリエイターやパブリッシャーは、どのように戦っていけばよいか。本イベントは、そんなヒントが得られる機会となるだろう。

このカンファレンスは2023年9月1日から2日にかけて開催され、1日目は東京都渋谷区南平台町16-28 Daiwa渋谷スクエア11F（HENNGE）またはZoomおよびYouTube Liveで、2日目はZoomで行われる。対象は本のつくり手で、一般参加チケット（懇親会あり・リアル＋オンライン）は5000円（税込）、リモート参加チケット（懇親会なし・オンラインのみ）は3000円（税込）となっている。

カンファレンスでは多くのセッションと登壇者が紹介され、各セッションでは生成AIと著作権、セルフパブリッシングが出版の多様性を守る、さようなら、Twitter。さて、どうする？、出版創作イベント『NovelJam』と編集者不要論、アクセシブルな電子書籍市場の拡大へ向けた課題は？、マンガに続け！ 文芸・ラノベ市場などのテーマについて議論される。

HON.jpは2013年9月1日に設立され、本（HON）のつくり手をエンパワメントすることにより、創造性豊かな社会を実現するという事業目的を掲げている。ウェブメディア「HON.jp News Blog」、出版創作イベント「NovelJam」の運営などを行っている。